自立・合併は町長・町議会に まかせられません
自立・合併は町民が決めます |
「三択」アンケートのカラクリを見抜いて 反対票で圧倒しましょう |
「反対」が50%以下では多数をとってもダメ |
箱山町長は、「不退転の決意」「合併に政治生命をかける」と言って、3回目のアンケート実施を提案しました。全町議で構成している合併対策特別委員会は箱山町長の提案を多数で決めました。
アンケート項目の内容は、「賛成」「反対」「議会の決定にゆだねる」の3項目にすること。それぞれ50%を超える必要があること。いずれも過半数に達しない場合は、議会が判断すること。
これは、「反対」が投票数の50%以上にならないようにするために練り上げた、意図的なものといえるでしょう。つまり、仮に、「反対」が49%で多数を占めても「合併」になってしまうような仕組みになっています。3項目にすれば得票率は分散するだろう。したがって50%以上の得票を得るのは大変になるだろう。 |
|
しかも「反対」が、50%以上の得票を得ない限りは、「議会が決める」ことが生きるだろう。これで「合併」の方向が決まるだろう。
こんなことを予想しながら作られたものでしょう。これは手前勝手な「誘導型」アンケートというに等しい設問の仕方といえます。町民感覚からすると策術的なやり方であり、怒りを覚えます。
真田町民の皆さん、このような「カラクリ」を許さず、「合併反対」にマルをつけようではありませんか。改めて「住民意向調査」をしようとするならば、「住民投票」こそ提案すべきです。
アンケートに固執するならば、分かり易く、すっきりと、しこりを残さず賛成か反対の二者択一方式にすべきです。 |
|
真田町民は、町長にも町議会議員にも
「合併推進」の白紙委任はしていません |
箱山町長は、「政治の専門家である議会が判断すべきだ」、「感情に走る住民投票は排除されるべき」と述べました。しかしどうでしょう?
★ 先の町議選で、専門家と言われる候補者の多くは「合併」について全く無関心でした。
★ 一部の議員以外は、合併についてなんの公約もなく、選挙という関門を無事くぐり抜けました。
★ 町民にとって重大問題である「合併」に対する議員の「態度」が、今重要な時点を迎えています。投票してくれた町民一人一人に対する責任を自覚するならば、町民の声を誠実に汲み尽くす姿勢が問われています。
★ 昨年10月、「住民投票条例制定議会」は、住民投票は不必要という箱山町長提案を受けて、(1)条例制定に対する反対意見もなく、(2)自らの責任を隠す「無記名投票」で意思を表し、(3)条例制定を8対7の多数で否決した。合併に対する意見を持たない町議会議員、多くの傍聴者に顔を隠してでなければ意思表示をしない町議会議員に、「これは任せておけない」と実感しました。
★ 箱山町長も、町長選の選挙公約で合併に対する意思表示は何もありませんでした。また、この間の合併論議の中で、批判的な意思表示をする町民に対して箱山町長の「感情に走る言葉」を幾度か目にしました。少なくとも町民は、我が町の形を変えるかどうかの判断をするとき、「冷静に」対処する度量を持っています。 |
|
残そう!この真田町を
合併反対に○をつけて!! |
町長選挙
平成13年4月29日 |
選挙公約には
自立・合併の認識なし
|
|
町議会選挙
平成14年10月20日 |
選挙公約に現職議員
自立・合併の認識
あり9人・なし7人 |
|
|
後(のち)の世
町民悲しみ物語 |
上田市との合併問題も、大詰を迎え自分自身の考えを、まとめる時期になりました。
そこで判りやすくするために、合併問題を私達の家庭に置き変えてみました。 |
|
同じ住宅団地に住み、同じ会社に勤める仲良し五人組がおりました。上田さん、武石さん、丸子さん、真田さんと栄さんです。
仲良し五人組が勤めている会社の経営が、とても苦しくなり、社員の給料を大巾に減らさなくてはならなくなりました。
このままでは生活が出来なくなってしまうという事で、家計をひとつにして、生活費を節約しようと、隣り同士の上田さん、武石さん、丸子さん、真田さんの四家族が、家計を一緒にしました。
栄さんの家は、道路ひとつ隔てていましたので、単独で家計のやり繰りをする事になりました。
上田さん、武石さん、丸子さん、真田さん達は、四軒の世話役として1名、家計の役と相談の役として2名を選ぶ事とし、無記名投票で選びました。世話役には家族10人、おじいちゃん、おばあちゃん、奥さんと子供達6人の上田さんが、得票数10票で当選しました。武石さん、丸子さん、真田さんの家族は、奥さんと子供1人の少人数ですので、各々3票づつしか入りませんでした。家計の役や、相談の役は5票づつ獲得した、上田さんの奥さんと、おじいちゃんがなりました。
家族の多い上田さん一家で、世話役から家計の役、相談の役まで占めてしまいましたので、武石さん、 |
|
丸子さん、真田さんの各家族から、自分達の意見は全然通らなくなってしまうという事で不満が出ましたが、投票で選んだわけですから仕方ありません。でも仲良しの仲間でしたので、3家族から1名づつ出て意見を述べる機会を持つ事としました。
しかし、実際に家計を預って居るのは、上田さんの家の、お父さん、お母さん、おじいちゃんですので、「家計が苦しくて大変です」と言われてしまえば、それ以上の事は言えません。武石さん、丸子さん、真田さんの家では不満が一杯です。生活の実態を見ても、上田さんのおじいちゃんの年金を家計に入れているとはいえ、10人家族ですから元々家計は苦しかったわけです。逆に3人家族の武石さん、丸子さん、真田さんの分が使えるようになったのですから、上田さんの家としては、一緒に住んで居る家族の希望を多く取り入れ家計を組めるので大変助かります。
一方、仲間に入らなかった栄さんの家では、給料の少なくなった分をどうするか、家族3人で相談し合って支出を決めましたので、苦しいのは苦しいのですが、我慢出来ましたし、家族3人で工夫、協力して庭を畑にするなど、家計を助ける努力をしました。苦しい家計とはいえ、家族3人で相談して、一緒に野菜を育てたりなど、家族の絆は今迄以上に強くなり、自分達で作った野菜を収獲した時も家族3人で悦び合う事が出来ましたとさ。 |
|
こんなお話を作ってみました。上田さん、武石さん、丸子さん、真田さんの四家族を1つの家計にしたのが合併です。栄さんのように一軒で生活して来たのが自立にあたります。このお話しを参考にして、いろいろと考えて下さい。 |
|
毎日新聞(2004年3月9日(火))記事より |
サービス低下の懸念
「優遇」にも期限 住民負担増も |
現行の合併特例法の適用第1号として誕生した、あきる野市。「サービスは高く負担は低く」で合意し、敬老金の制度を支給年齢が低い旧五日市町に合わせるなど、しばらくは合意が守られた。
だが市は2年後、「いつまでもこの考え方に拘束され、市の財政運営が硬直化することを危惧する」(市行革推進委員会答申)と、負担の「適正化」方針を打ち出した。
旧五日市町では無料だった学童保育が有料化され、00年10月には、公民館や児童館の使用が一斉に有料化された。
『合意』は役割を終えた」と市は説明する。 |
02年4月に合併した香川県さぬき市が昨年10月に実施した住民アンケートでは「税や費用の負担が増えた」の回答が54%、「細かなサービスを受けにくい」が45%あった。合併のメリットを感じている人は、わずか15%だった。 |
毎日新聞の連載「平成の大合併」の記事を参考のため、掲載させていただきました。 |