湯の里信州高山村は、善光寺平の東に広がる山里 | |
信州高山村 しだれ桜 | |
見頃は4月下旬。今年は遅く連休が見頃でした。2006.5.3撮影 |
近年、桜マニアの間でブームをよんでいる「しだれ桜の里・信州高山村」には、約20本のしだれ桜があります。 その内半数が樹齢200年を超えています。水中、坪井、黒部、赤和観音、中塩の「高山五大桜」、山田温泉の延命桜、三郷、大橋南のしだれ桜などを加えて「十大桜」ともよばれています。 |
水中(みずなか)のしだれ桜 | ||
水中の山すそ、月生城跡東麓字滝の入地積に薄緋色の滝のように咲き誇っています。「水中シダレザクラ」「鹿島シダレ桜」ともよばれています。 幹周約4m、樹高約22m、樹冠径約12m。寛保2年(1742)の水害の後、屋敷神の鹿島神を祀った際に植えたとされている。樹齢250年。吉永小百合主演の「北の零年」の冒頭シーンに登場した。 また、この時期「水中のしだれ桜」と北信五岳が春霞に包まれて映し出される雄姿が美しい。 |
||
この時期、民家の庭先にチューリップや水仙の彩りが美しい。 |
役場上のしだれ桜 | |
この桜は、今から370年前(寛永12年)4月29日(緑の日)に徳川家康の家臣花咲桜エ門がこの地へ来たときに植えられたものという説がまことしやかに伝えられてきました。最近になって土地所有者に聞いたところ、この桜は57年前に長女の誕生祝いに植えられたことが判明。 最近、冬季オリンピックで金メダルを取った荒川静香さんが、この桜を見に来てくださり、「昨年は、この桜の木の廻りを3回半廻って、北アルプスに向かってヤッホーと叫んだことが、金メダルにつながったんだわ!」と言ってイナバウワスマイルで温泉にむかわれました。 …入口の大看板(宮川光男さん作)より… |
赤和観音のしだれ桜 | |
赤和(あかわ)観音のしだれ桜は、山中の観音堂の登り口に立っています。赤和観音は400年余りの歴史。本堂は亀原三代和太四郎により改築された。 樹高15m、樹齢200年余で比較的赤みが濃い。 高山村の桜祭りの時期には、近くのご婦人方が、訪れた私たちのために、蕎麦などを提供してくれている。この皆さん方と話すのがまた楽しい。 自家製の漬け物もいただけました。 |
|